皆さんの口の中にある「歯」。
毎日磨いていて、たまにホワイトニング効果のある歯磨き粉を使ってるから白くてピカピカ。自分の歯は大丈夫だと思っていませんか?
おそらく、こんな感覚の方は6割程度しか磨けていないんですね。
歯ブラシだけで歯を磨いている人は、歯と歯の間に歯ブラシが届かないので食べかすがそこに残ってしまうんです。
パッと見ただけでは分からないので、自分は磨けているんだと錯覚してしまう。磨いている年数も長いし、歯が痛くなることもしばらくなくて歯医者に通っていなければなおさら。自分は他の人より歯みがきが上手いんだなんて思ってしまったり。
でも6割なんですね。歯ブラシだけでは。
これをきれいにするためには、どうしてもデンタルフロスなどを使って歯と歯の間を磨くしかありません。これでやっとピカピカになりますから、やらない限りはいつか虫歯になってしまう可能性が非常に高いです。
虫歯になったことがある人は分かると思いますが、歯の痛みというものはなかなかどうして、我慢したくても我慢できないんですよね。
だから、しっかりと歯のブラッシングをして、虫歯にならない健康な口の中の環境を作ってほしいと思います。
さて、ここからが本題。
この前置きの背景に「歯は再生しない」という現実があります。
もちろん皆さん分かっていることなんですが、よくよく考えてみてください。
病気にかかった場合は病院に行きますよね。薬を処方されて飲んで数日寝ていれば元通り。ケガをした場合も病院で治療を受ければ、数日~数か月でこれも何とか元通り。めでたしめでたし。
でも、歯だけはこうはいきません。
虫歯になってしまえばその部分を削り取るしかなくて、削った部分はまた虫歯にならないように被せ物を入れて歯の形を再現します。元には戻っていないんですね。
ここで大事なのが歯を削るという行為。これがかなりリスクがあるんです。
大人の歯は28本あるんですが、それぞれが綱引きのようにバランスを保っています。これが1本形が崩れたらどうでしょう。綱引きだったらバランスが崩れてどちらからに引っ張られてしまうか、左右に振られて転ぶ人まで出てくる状態。
実はこれが小さな口の中で起きるんです。
こうなると大変。体の左右のバランスが少しでも崩れると体調に異常が出てきます。
顎が痛くなったり、ひどい場合は肩こり、頭痛が起きたりすることもあります。
今、自分の体調を思い返したときに、最近歯医者に行った人は要注意ですね。これが原因の可能性があります。
このように歯というのはとても繊細な器官なので、たかが1本されど1本、とてもとても大切にしてもらいたいと思います。
日本では歯科に対するリテラシーを教えてきませんので、皆さん知らなくて当たり前。
でも海外ではこれくらいのリテラシーは当たり前。というギャップがあります。このギャップを埋めることはとても大変で、変わることの嫌いな日本では並大抵のことではありません。
ただ、少しでも皆さんに知ってもらいたくて、ブログを通して分かりやすくお伝えしたいというのがこの Riro Blog の趣旨だったりします。
歯は人間にとって、とても大切な資産です。
老後100年時代を健康的に生きていくため、ぜひとも今から歯のメンテナンスをしっかりとしてもらいたい。
健康資産を積み上げて、老後100年時代を楽しく、幸せに生きていきましょう。
To Be Continued...